3Dプリント トリニティライガー

ゾイドの作品展示会、第6回ZAODに展示したトリニティライガーの写真をやっと撮影しました。
ジョイント以外はすべて3Dプリンタで作成しており、完全オリジナルパーツのみで構成されています。
スケールは1/72でHMMゾイドと並べられます。

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ZAOD展示時は立っていただけでしたが、フル可動でフライングベースに対応しています(HMMリスペクト)。

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ウィングはZOIDS VSシリーズでブースターを使用した時のギミックを再現できます。
ウィング根元のつっかえ棒はオリジナルで追加しました。これがないとウィング保持できそうになかったので。
まあ、こんな場所にブースターがあってもウィング折れる気しかしないわけですが……。

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肩のビーム砲も展開可能です。砲身が迫り出すギミック付き。

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さらにタテガミ内のビーム砲も展開可能。展開方法はゲームの再現が難しかそうだったのでオリジナルです。
他のタテガミにもアンテナとタービンを装備してます。

そして!トリニティライガー一番のギミック、タテガミ回転も再現!!
……のはずだったのですが接着剤が流れ込んで回転しなくなりましたorz
悲しい……元気が出たら修理します。

この後は、どう作ったかの説明です。

3Dプリント周り

モデリングはBlender1本でやりました。公式イラストやZOIDS VSのモデルを参考に作成していましたが、
イラストではわからない部分はオリジナルでディテール付けたり、顔は小顔にしていたりとアレンジしているところは結構あります。

3Dプリントは某国内の業者さんに発注してホワイトアクリルと高精細アクリルを使用しました。
ほとんどホワイトアクリルで一部細かいパーツのみ高精細アクリルです。
高精細アクリルのみが理想ですが、お値段がとんでもないことになりそうだったのでハイブリッドで使用しました。
それでもいいお値段しましたが…ゾイドのためなら!

ホワイトアクリルは初めて使用しましたが、サポート材が付いた面が毛羽立つ感じで表面処理に苦労しました。
パーツ数が多いので、表面処理にはリューターにラジアル・ブリッスルディスクを付けたもの、Mr.ポリッシャーPROといった電動工具を使用しました。

それでも積層痕がたくさん残り、ZAODまで時間もなかったのでサーフェイサー500の厚塗りで傷を目立たなくしています。

あとホワイトアクリルはモールドが埋まるどころか盛り上がる場合がありました。造形時に液体の状態の素材が溜まってしまうからでしょうか。
ホワイトアクリル使用時はモールドはデータに含めないほうが良いかもしれません。
モールドはPカッターで彫り直しています。

高精細アクリルはレジンウォッシュで付着しているサポート材を落とします(アクリル部分は白くなるので透明のままが良い人はやっちゃダメ)。
こちらは研磨はほぼしてないですが表面はキレイです。
モールドも問題なく再現できています。

塗装はエアブラシと一部筆塗りです。
HMMは素組しかしたことが無いくらいにモデラースキルは無いので塗装が残念な部分も多いです。
モデラースキルもっとつけたい…!

反省点

写真では頑張ってポーズ付けましたが、関節のへたりが酷いです。
胴体といった大きなパーツは中空ですが、中くらいのパーツは中まで詰まった状態で作成してしまい、かなり重いためです。
フライングベースもねじ部分を取り換えて強化しないと支えられないありさま…。
中空化してサポート材を出す穴を付けて、穴を埋めるパーツも用意すればよかったかと思います。

強度が弱い部分も結構あります。モデリング中の画面で見ているだけだと実寸サイズが感覚としてつかめず、データ的に1mmも無い部分ができていました。
組み立て中に破損してしまった部分があり、パテで補修しましたが見た目がイタタタな状態に…。
箱から出すたびにどっか壊れます。
次回、SAGA勢で写真撮影をするまでは原型を留められるようにしないと…!

まとめ

いろいろ大変でしたが、トリニティライガー好きすぎて勢いでやってみたらなんとか形になりました。
初ZAODで出展側で参加できて大変楽しかったですし、Ziネ!も頂けてしまい嬉しかったです。

次も3Dプリントでやるかは未定ですが、ゾイドネタは引き続きなんかやりたいと思います。