「ネジをいくら回してもゆるゆるでパーツが固定できない…」
ネジ穴がつぶれてしまった場合はゼリー状瞬間接着剤を使って補修しています。
ドラネッツの関節にはネジ止めを使用する部分がたくさんあります。
パーツに直径1.5mmのドリルで穴をあけて、そこをネジ穴としてネジを締めます。
パーツはやわらかいレジンなので、下の図のようにネジ山がパーツに食い込み、ネジ穴として機能するようになります。
しかしネジ山が削れてしまったり、穴を大きくあけてしまうとネジが締められなくなってしまいます。
主な原因としては
- ネジを斜めに締めこんでしまった
- 一度ネジ止めをしたあと、もう一度ピンバイスを入れるとネジ山が削れてしまった
- ピンバイスの径を間違えた
- ドライバーを強く押しながらネジを締めてしまった（ネジ山が潰れやすくなります）
があります。
この場合はゼリー状接着剤を使って穴の壁を補修してネジ穴を復活させます。
まず先に穴の中に削れカスがあったら取り出してください。
次に竹串や爪楊枝等の先が細いもので穴の内側に接着剤を盛って壁を厚くしてください。
接着剤硬化スプレーを吹き付けて接着剤を硬化させます。穴の奥には届きにくいため、時間をあけて硬化を待ちます。硬化スプレーの使用を推奨ですが、ない場合には白化を防ぐため水分が少なく風通しがいいところに置いて硬化を待ちます。
接着剤が固まったらネジを締めます。
もし接着剤を盛りすぎていた場合は再度1.5mmのドリルで穴のサイズを調整してください。
（接着剤硬化前にドリルを入れると刃先に接着剤がついて使えなくなってしまうのでご注意ください）
レジンより接着剤のほうが硬いため、ネジが緩みにくくなり遊びやすくなるメリットもあります。