ネジ穴がゆるゆるになった時の対処

「ネジをいくら回してもゆるゆるでパーツが固定できない…」

ネジ穴がつぶれてしまった場合はゼリー状瞬間接着剤を使って補修することができます。
(液体タイプの接着剤では盛ることができないのでこの方法は使用できません)

ドラネッツの関節にはネジ止めを使用する部分がたくさんあります。
パーツに直径1.5mmのドリルで穴をあけて、そこをネジ穴としてネジを締めます。

パーツはやわらかいレジンなので、下の図のようにネジ山がパーツに食い込み、ネジ穴として機能するようになります。

正常なネジ穴

しかしネジ山を削ってしまったり、穴を大きくあけてしまうとネジが締められなくなってしまいます。

主な原因としては

  1. ネジを斜めに締めこんでしまった
  2. ネジ穴を深くしようと何度かドリルを入れた際にネジ山を削ってしまった
  3. 最初の穴あけ時にピンバイスがブレて穴が広がってしまった

等があります。

この場合はゼリー状接着剤を使って穴の壁を補修してネジ穴を復活させます。
まず先に穴の中に削れカスがあったら取り出してください。
次に竹串や爪楊枝等の先が細いもので穴の内側に接着剤を盛って壁を厚くしてください。

接着剤で穴の補修

接着剤が硬化するまで待ちます。風通しが良く、水分が少ないところに置く方が接着剤の白化を防げます。
硬化スプレーがある場合は待ち時間を短縮できます。

接着剤が固まったらネジを締めます。
もし接着剤を盛りすぎていた場合は再度1.5mmのドリルで穴のサイズを調整してください。
(接着剤硬化前にドリルを入れると刃先に接着剤がついて使えなくなってしまうのでご注意ください)

レジンより接着剤のほうが硬いため、ネジが緩みにくくなり遊びやすくなるメリットもあります。